917LH-043  “The Hippie Car” 

1970 Le Mans


5リッター・スポーツカー・クラス用に開発され、1969年にデビューした 917は、翌 1970年のルマンに仕様の異なる8台が参戦しています。中でもMartini Racing からエントリーした#3の 917LHは、ポルシェのスタイリング・チームにより、サイケデリックで派手な塗装が施され、「ヒッピー」のニック・ネームで親しまれました。この車両は 580馬力の水平対向 12気筒 4.5リッターエンジンを搭載し、Gerard Larousse、Willi Kauhsen らのドライブにより、優勝した#23の 917Kに続いて2位でフィニッシュしています。  

この作品はさかつう (Sakatsu) の 1/24レジン・キットを組んだものです。部品数は少なく、たいへん組み立てやすいキットで、ロング・テールの流麗なボディ・ラインをみごとに再現しています。キットではモールドで表現されているフロント前後のエア・ダクトを開口し、自作のオイル・クーラーを追加してある他、NASAダクトやフェンダー上のスリットに手を加えています。また、同社からはディテール・アップに役立つ小物パーツが多数販売されているので、これらを利用して、より精密な仕上げを楽しむことも可能です。917LHは、Renaissanceや Fisher M&Pなどから同じ1/24のレジン・キットが発売されており、市販のデカールも充実しているので、様々な仕様を楽しむことができます。